低血糖の症状と対処法を事前に知っておく

事前に低血糖の症状や対処法を知っておくことで、低血糖になった時にも冷静に対応することができます。
健康な人の血糖値は70~110mg/dlの範囲でコントロールされていますが、食事によって上昇してもそれに見合ったインスリンが膵臓から分泌され、2時間後にはこの範囲に戻ってくるため下がりすぎることはありません。
病気などで血糖降下薬やインスリン注射などを使っている場合には食事時間や内容、運動、入浴などのバランスで血糖値が下がりすぎることもありますが、低血糖は健康な人でも起きます。
通常は血糖値が下がるとインスリンの分泌量が減って、血糖を上昇させるホルモンが分泌されて血糖が下がり過ぎないように調整しています。

食事などで糖分を補給することができないと急に血糖が下がり、調節が上手にできないこともあり、この状態の症状では動悸や冷や汗、手や指の震えなどがあります。
病気でインスリンの分泌が上手くできずに血糖コントロールが自然にできない場合は、これらの症状は起こる可能性があり、症状があらわれても放置されることで意識障害などを起こしてしまいます。
低血糖は体にとってエネルギーが不足している状態を伝える症状なので、恐れることはなく、軽度であればすぐに糖分を補給することで回復するため慌てずに行動することが大切です。
血糖値が急速に低下した場合の症状は、手指の震え、動悸、顔面蒼白、発汗や不安などで、強い空腹感で血糖値が50mg/dl程度まで低下した場合には、頭痛、かすみ眼、めまい、生あくびなどの症状がでます。
血糖値が50mg/dl以下では意識レベルの低下、けいれんなどが起こります。

血糖値の対処法は、砂糖やブドウ糖、ジュースなどを摂り血糖値を上げます。
ブドウ糖であれば10g~20gをコップ半分程度の水に溶いたり、そのまま舐めて摂ります。
ジュースであれば350cc缶で6~8割程度飲みます。
摂取してから15分程度経つと症状が回復しますが、改善しない場合には同じようにブドウ糖などを摂ります。
糖分を摂る際あめやチョコレートを摂る人もいますが、あめやチョコレートは体内への吸収が遅いので低血糖の対処法としては適していません。

低血糖予防として空腹時の運動や入浴は避ける

低血糖の症状を引き起こさないために、日常的に予防することを意識して生活することも大切でしょう。
低血糖になってしまう原因となるものはいくつかあり、例えば空腹時の運動や入浴といったものがあげられます。
そのため自分の体の状態を確認しながら、症状を引き起こさないように注意していくことが大切となります。
また、そのような状態になった場合にすぐに対処法を利用できるように、携帯できるブドウ糖などを持ち歩くこともひとつの方法となるでしょう。

前述したようにあめやチョコレートといったお菓子は確かに糖分はありますが、低血糖の症状改善にはあまり適してはいません。
改善に適した糖分を知っておき、柔軟に活用できるようにしておくことも大切です。
低血糖になった場合には空腹感を感じる、あくびが出る、さらに冷や汗がでるなどいくつかの症状があらわれます。
このような状態となった場合には可能であれば血糖値を測定し血糖値が低下していた場合、また測定出来る状態ではない場合にはすぐにブドウ糖の摂取をすることが大切となります。

低血糖の症状を引き起こす可能性のある事由を具体的に自分で認識しておくこと、症状が起きてしまったときに取れる方法を確保しておくこと、どのような症状が低血糖状態なのかを知っておくことが大切です。
ある程度の心構えと予防、そしてなってしまった場合に対処ができます。
また低血糖になっていても症状が自覚できない場合もあります。
例えば運転中や入浴中などに症状が出ることで何らかの事故となってしまう可能性もありえます。
そのため場合によっては運転を避けると言った判断や、運動や入浴の前には状況にもよりますが糖質を摂取しておくなどの対処方法もあるでしょう。