糖尿病の検査~早朝空腹時血糖検査について~

医師から宣告され糖尿病になってしまった時、その時点で、今までの生活とは違った生き方を強いられることになります。
糖尿病は現代における生活習慣病で、判断される前には血液の検査が行われ、その結果出てきた血糖値で判断されます。

糖尿病の検査には、早朝空腹時血糖検査というものを行います。
検査日当日には食事抜きの空腹状態で血液を採血し、検査に回します。
早朝の血糖値は、基本的に70から140の数値にあるのが理想であり、大幅にそれ以上であったりすれば、その時から治療の対象になってしまいます。

糖尿病になったまま放置していると、病状が進んでいずれ高血圧や痛風、骨粗しょう症、脂質異常症といった病気の心配が出てきます。
これらは合併症と呼ばれ、糖尿病が重度になった場合など、特に発症する確率が高くなり、それに比例して危険度も増していきます。
単発の病気では済まなくなってしまうので、即時、治療による改善が必要になってきます。

治療の基本は主に食事と運動で行っていきます。
病気に対し薬物療法が用いられる場合もありますが、それはあくまで食事や運動だけでは不十分で、血液のコントロールができない場合の、補助的な役割となります。

運動は日々の生活の中で、いつでも気が付いた時に、例えば通勤の行き返りで歩数を多くするなど取り入れやすい療法になります。
食事などは今まで通りという訳にもいきませんが、献立の内容を変えたり料理方法を変えたりすることで、カロリー摂取を抑え治療に貢献することができます。
毎回の食事で、摂取する特定の成分を摂り過ぎないことが重要で、食べ過ぎで血糖値を上げてしまうような食事はしないことが、治療の第一歩となります。

万が一糖尿病にかかってしまった時には、日々の生活の中で糖尿病からくる合併症などを併発させないためにも、今以上悪化させないことが必須です。
自分の病気に対する情報を良く知り、健康状態の維持をしていく必要があります。

糖尿病になると他の病気も引き起こしやすくなる

これまでに説明してきましたように糖尿病とは血糖値が正常よりも高すぎる状態ですが、その判断は早朝空腹時血糖検査などで行います。
この検査は早朝の空腹時に採血を行い血糖値を測定することが目的ですが、空腹時の血糖値を測定することで普通の状態の血糖値をみることができます。

糖尿病で本当に恐いのは糖尿病によって発症する病気です。
例えば、高血圧になる割合は糖尿病でない方に比して2倍ほど高い調査結果がでています。
反対に高血圧の方が糖尿病になる頻度も2〜3倍と言われています。このようにこの二つの病気には密接な関係があります。

糖尿病が誘発する病気としてはその他に脂質異常症や骨粗しょう症、痛風などが知られていますが、そもそもの原因は血糖コントロールが正しく行われていないことです。
さらに血糖コントロールが不十分な状態が継続されますと脳梗塞や網膜症、腎症、狭心症心筋梗塞、神経障害、足潰瘍、足壊疽などを引き起こします。

このように様々な病気の発症が高まるのは糖尿病により血糖値が高くなり、全身の血管がダメージを受けることが原因です。
その際に困るのは初期の頃は自覚症状が少ないことです。
進行が進んだあとに感覚異常を感じることになりますので手遅れになることがあります。

先に紹介しました足壊疽などは最終的には足の切断を迫られることになります。
また、網膜の血管が障害をうけますと失明につながりますし、さらには腎臓の働きが悪くなることで腎不全や尿毒症といった命を危険にする症状になることもあります。
人工透析という治療法は有名ですが、腎不全になりますと人工透析を受けなければいけなくなります。
人工透析は生活に負担を強いることになりますので治療も簡単ではありません。

このように糖尿病を放置しておきますと、様々な病気を発症するリスクが高まることになります。
しかも初期は自覚症状がありませんので発見が遅れることがあります。日ごろから自分自身の健康に気配りを怠らないことが大切です。